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役所での部署異動は、ほぼ転職と同義になることがしばしば。
今日は住民票を交付していても、今度は下水道を作れ、税を徴収に行ってこい、あるいは消防団のとりまとめをしろ、と命令ひとつで思ってもない仕事をするコトになります。
うちの職場では大体3~5年スパンでそれが起こるのですが、それはスペシャリストが育ちにくいという問題を含んでおり、逆に新陳代謝が起きやすいといういい点もあり。
その問題は個人でも同じですね。
以前は道路用地の買収をしていた人に、今の仕事とどっちが好きか聞いてみると
「前の仕事だねぇ。同じ”仕事は仕事”なんだけど」と。
実際には道路を拡張したりする用地買収の仕事は結構キツいようで、「以前もトラブルがあったから、役所はもう信用できない」と追い払われたり、長時間説教されたりすることもしばしばだとか。
「土地(しかも宅地)」と「金」という、人間の欲が一番絡みやすいトコロだから、昔のことが尾を引くのって仕方のない話なのだと思います。
「延々と関係のない話をされても、『うんうん』って聞きつづけるよ。俺らは『土地を譲ってもらう』立場だし、最後にハンコもらえなかったら仕事にならねぇもん。」
普段口の悪い人が、窓口ではすごく温和で人の言いたいことを引き出すのが上手いあたり、
信頼関係を作るのって、やっぱりまずは聞くこと、理解することなのかなと思ったり。
本人は「早く帰ってもらいたいから」と言いますが(笑)
最後、土地を売ってもらったあとは、税金の計算と確定申告のフォローまで全部してたようです。
結局、最後に税金でモメたらいくら土地売ってもらえても台無しですからね。
そうやって、最後に道路ができたときって、「便利になった」「良かった」って反応が間接的にだけどたくさん伝わってきて、何とも言えない達成感があるそうです。
ああ、大変だったけどこの仕事やって、道路できてよかったな、って。
反対意見も当たり前ながらあるそうですが、大概は「道が良くなったから車がたくさん通って危ない」というモノなんだとか。
車がたくさん通るから道を良くしたのにね、って笑ってました。
そうやって、渋滞する道に右折レーンができたり、せまくてすれ違えない道が、ちゃんとした道になったりしているのですよね。ありがたや。
そういう必要なトコロに税金が使われていると思えば、逆にそのために税金をもらっているのだと思えば、意識って変わるのかなと思ってみたり。
今の職場って、制度が無意味に複雑なうえに補助金の計算とか報告モノだらけで(このへんは厚生労働省が絶対悪いと思う)仕事に追われやすい環境なのですが、
何とか、同じ仕事なら、人に喜んでもらえるようにしたいなぁと思う次第なのでした。
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